第30回日本トレーニング科学会大会

The 30th Annual Meeting of Japan Society of Training Science for Exercise and Sport

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「日本トレーニング科学会」は、1983年ごろに当時東京大学教養学部の福永哲夫先生と同大学の若手助手が中心となってほぼ毎月1回土曜の夕方に、スポーツ選手、コーチ、学校の先生や研究を志している人たち等が集まって、トレーニングの関する種々雑多なテーマについてせいぜい10~20人くらいでビールを飲みながら気楽かつ率直に意見交換をした「トレーニングカンファレンス」が始まりとなっています。その後1988年には日本全国に呼びかけを行い「トレーニング科学研究会」が発足し、1989年1月に第1回トレーニング科学研究会が東京大学教養学部で開催されました。2005年1月から現在の「日本トレーニング科学会」へと名称変更がなされ、毎年1回の科学会大会に加えて、毎年定期的な研究集会、機関誌「トレーニング科学」や関連書籍の編集を行ってきました。現在の会員数は700名を超え、スポーツ、健康、学校体育に関わる人々から構成されています。また構成員の大半が40歳以下で占められていることも特徴で、将来に向けて大きな発展が期待できる学会と言えましょう。

本会の趣旨は、「健康・体力つくりスポーツから競技スポーツに至るあらゆるスポーツ実施の現場でのトレーニング内容及びその効果に関する具体例の集積と、それらについてのそれぞれの専門家の意見交換の場の提供であり、そこから生まれてくるであろう新しいトレーニング方法を開発していくところにある」(トレーニング科学、1巻1号p1、1989)とされています。そこでは、トレーニングやコーチングに関する実践報告、アイディア、意見あるいはトピックスなど実際のコーチングに携わっている人々からの発想、練習計画や成果の成功例、失敗例などを記述してトレーニングに関するエビデンスを提示していくところに意図があります。

第30回トレーニング科学会大会は平成29年10月7日(土)、8日(日)に日本体育大学東京世田谷キャンパスでの開催を予定しています。テーマは「オリンピック・パラリンピックとトレーニング科学」としました。本会の趣旨でも述べましたようにスポーツ選手の競技パフォーマンス向上はもとより、子ども、女性、高齢者あるいは肥満者のそれぞれに関わる効果的なトレーニング方法の開発あるいは障害を持った方々の生活機能向上のための方策の検討なども研究対象として、自然科学的手法や人文社会科学的手法からもアプローチする大会になればと考えています。日進月歩のトレーニングに関するテクノロジー加えて、トレーニング科学と実践の発展により多くの参加者を魅了する刺激的な大会となるよう、皆様のご支援とご理解をよろしくお願い申し上げます。

平成29年2月

第30回日本トレーニング科学会大会

会頭 船渡 和男(日本体育大学)

実行委員長 須永 美歌子(日本体育大学)

事務局長 柏木 悠(日本体育大学)

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開催会場

日本体育大学
東京・世田谷キャンパス
〒158-8508
東京都世田谷区深沢7-1-1
記念講堂 1201, 1202教室

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